親父さん安らかに
小岩を代表する寿司の名店「常鮨」の経営者であった清田五朗さんの告別式に参列。
出棺に際し、参列者を代表して、亡き清田五朗さんにお別れの挨拶。こみ上げる涙を抑えながら、哀悼の意を捧げました。
私が、兄事する福島修弘さんの紹介で常鮨の暖簾をくぐったのは、昭和61年春のこと。以来、昨年春の常鮨閉店まで、30年以上にわたり、「親父さん」と呼んで、親しくお付き合いさせていただいてきました。
式の最中、遺影を見上げながら、4月のネオパワーパーティーに出席してくれて笑顔で握手したこと、勇退後、うちの家族で親父さんを囲み、大好きなビールで乾杯したこと、毎年、12月30日に家族忘年会を楽しんだこと、閉店後の常鮨に立ち寄り、2人でピーナッツを食べながら、賑やかな時代の小岩の愉快な話をたくさん聞かせてくれたことなどを、懐かしく思い出しました。
私の子ども達の七五三や入学のお祝い、亡き家族の法要も常鮨でした。まさに「嬉しくて常鮨、悲しくて常鮨。」でした。
大店を切り盛りし、最後の日まで白衣を着て、寿司職人としての誇りと意地を貫き通した83年。
病を得てからも、弱音を吐かず頑張りぬいた親父さん。
天国には、古い馴染みのお客さんがたくさんいます。皆さんに存分に食べてもらって下さい。
「五朗さんの握った寿司は、ひと味違う!うまいなー」と、長年にわたり愛された見事な腕を振るって下さい。大好きな寿司を握って下さい。
親父さん、本当にありがとうございました。
長い間、お疲れ様でした。 合掌
shinichi?