禅語心眼
江戸川区華道茶道協会石田宗明理事長と懇談。協会運営や本区の文化振興などについて、話し合いました。茶室の床の間には「松無古今色 竹有上下節」の御軸が掛かっています。これは「松に古今の色なし、竹に上下の節あり」と読みます。茶道ではよく使われる禅語であり、対句となっています。
意味としては、「松の緑の不変は平等、竹の節のあることは区別」とあり、【何らかの平等の権利に偏り過ぎず、長幼や老若の違いを受け入れること。どちらの側面も自然にあるものだから、平等でありながら、同時に違いが存在することを認める見解こそが真理である。】どんなに仲が良くても、それぞれの立場や考え方があり、礼儀や節度を守られなければ社会の調和は保たれない。
ちなみに、御軸は、大徳寺 柴野 瑞峯院 前田昌道和尚による随筆です。禅語の学びは浅い私ですが、禅語に触れるたびに、清々しい気持ちになります。
shinichi?